1時間腕立て伏せのギネス世界記録の現在の回数は?
腕立て伏せのギネス世界記録の種目の中でも、「1時間」のカテゴリは世界で多くチャレンジされている人気の競技種目で毎年のように記録が更新されています。
1時間腕立て伏せの記録は、主に「非公式の世界記録」と「ギネス認定の世界記録」の2種類が存在します。
~非公式世界記録~
世界記録:National Records for Most Push-Ups in 1 Hour 3,877 push-ups
インド人のBijender Singhが1988年に樹立。
※インドの国家記録簿「Limca Book of Records」によって認定との事。
~ギネス世界記録~
現世界記録:Most push ups in one hour (male) 3,182 push-ups
オーストラリア人のDANIEL SCALIが2022年に樹立。
動画:1時間連続腕立て伏せ3396回の日本記録を持つ伝説の筋肉タレント
ギネス世界記録の腕立て伏せのルールは筋肉番付ルールでも認定される?
日本人ではまだ誰もギネス社を通して公式に1時間腕立て伏せにチャレンジした人はいませんが、筆者は1999年に非公式ですが、フジテレビ721「チャンネル北野」認定の1時間連続腕立て伏せ3396回の回数を叩き出した日本記録保持者です。
コメント欄を見ても「肘が伸びていない」「腕立て伏せではない」など辛辣なコメントも目立ちますが、ギネス世界記録の1時間腕立て伏せと比べてそこまで可動域は違うのでしょうか?
ギネス世界記録のルールと、筋肉番付のルールを比較し検証してみたいと思います。
以下の動画が「現・世界記録保持者ダニエル・スカリ」の動画です。
前・世界記録保持者「元アメリカ海軍兵士 Tシェイン・ジョンソンで記録は3050回」
前提としてギネス世界記録のフォームはフルレンジ(床に胸を付けるまで下げる)の可動域ではなく、全てハーフレンジの可動域を基本としています。
公式ルールの原文
「肘の角度が少なくとも90度になるまで、体を下げる必要があります。次に、肘でロックする必要はありませんが、腕がまっすぐになるまで体を上げます。」
とルールブックにも記載があるのですが、動画の様に実際は肘が90度になるまで体が下がっていない、腕が真っすぐ伸びていなくてもギネス世界記録に認定されてしまっているのが、リアルの現状です。
ギネス世界記録の腕立て伏せのルールについてはこちらのページで詳しく解説しています。
日本のように顎をつける台の使用はギネス世界記録のルールでは禁止されていますが、それでも上体の小さな動きだけで、腕立て伏せをしていて、ギネスのルールである「肘も真っすぐ」伸びておらず「90度まで肘を曲げ」ていないように見えます。
特に前・記録ホルダーのジョンソンは誰が見ても完全に「池谷式」のフォームに見えます。
コメント欄も安定の荒れ模様です。
「これは4 分の 1 の可動域の腕立て伏せ。100% 可動範囲全体の記録を見たいと思っています。」
「すごい努力。しかし、それらが腕立て伏せだったふりをしないでください」
「肘で90度の腕立て伏せは1回も見られませんでした」
「その日、腕立て伏せは一度も行われなかった」
「誰かが 1 時間で最も完璧な腕立て伏せを記録する必要があります」
「ギネスは標準を導入する必要があります - すべてのレップで胸を地面に。そうすれば、これは印象的で、より興味深いものになるでしょう。」
「なぜギネス社は適切な腕立て伏せのフォームで世界記録を認定できないのですか」
「これは腕立て伏せではありません。頭と肩を少し動かしています。」
「GWR は、このレコードの規則を見直してください。これらは腕立て伏せではありません!」
ただ、ダニエルがプランクの現:ギネス世界記録9時間30分1秒の保持者であることは高く評価しています。
プランクは不正しようがないですし、9時間は私から見てもあり得ない規格外の記録です。
この「1時間腕立て伏せ」のカテゴリは、プランクの歴代ギネス世界記録保持者がセットで挑戦していて、ほぼ全員が記録更新している事でも有名です。
やはりプランクで培った身体能力が腕立て伏せでも活かせる証拠ともいえます。
ギネス世界記録の3182回でさえこのフォームなので、インド人のナショナルレコード3877回は確実に筋肉番付ルールの池谷式で「首だけ高速で上下」で出した記録と断言できます。
このようにギネス世界記録の腕立て伏せのルールに対する認定の「緩さ」は大いに疑問を感じます。
ギネス社の公式認定員は厳格な審査をしているのか?とテーマを投げかけたい。
時と場合によりますが、© Guinness World Recordsは一般で挑戦するには100万円近くの費用を取るので、お金を払えばある程度の忖度が働くのか?など様々な憶測をしてしまいます。
何より今回紹介した2名の男たちより、正しいフォームで腕立て伏せを行った過去のギネスワールドレコードホルダーたちが不憫でなりません。
2500回前後の記録でギネス世界記録を獲得した者たちが、その該当者だと思われます。
最上部の紹介動画:1時間腕立ての記録3396回もフォームは今の私と比べると月とスッポン位の差があり最悪のフォームである事は認めますが、3050回の前・世界記録保持者ジョンソンとフォームの比較をしても、体を下げる可動域と肘の伸び方の両者ともまだ私の方が可動域が大きくマシに見えるので、ジョンソンがギネスに認定されたのなら私の3396回も番組側が申請していればギネスに認定されていても不思議ではありませんでした。
補足※ちなみに私の動画は残り30秒の時点からで、既に59分30秒かけて3366回もの腕立て伏せを行っているので、体幹を含めた全身の筋肉疲労がMAXの状態でのフォームなので、挑戦の前半から中盤あたり迄はもう少し綺麗なフォームだったことは付け加えておきます。
世界最高難度の腕立て伏せマシンPUSH-UP💫THE HEROで、1時間腕立て伏せにチャレンジしたらこの世界記録保持者ダニエルの記録3,182回も1000回に到達出来ないレベルまで回数は下がるでしょう。
仮にギネス世界記録の新しいカテゴリに「真・腕立て伏せ」という「ズル・インチキ禁止」の完全フルレンジ・プッシュアップの種目が出来た場合のミニマム回数は「1000回」が基準になるだろうし、全世界の腕立てモンスターが目標とする回数になるでしよう。
フルレンジ・プッシュアップの可動域で60分間に腕立て伏せを何回出来るかのチャレンジはまだ世界の誰も行っていないので、番組制作会社のスタッフさん。企画してみませんか?
~腕立て伏せ競技のテレビ番組企画ページ(抜粋)~
★世界に1台【腕立てマシンのレンタル】を行っています。全国どこでも出張可能です。
筋肉番付で見る“あの感じ”で 腕立て伏せができる!
腕立て経験者なら誰もが一度は憧れる夢の腕立て伏せマシンにチャレンジ出来ます!
芸能人やタレントのテレビ番組での腕立てチャレンジ企画や「腕立て伏せ1時間チャレンジ」を是非イベントで企画し開催してみませんか?
Comments